研究成果の概要 |
まず、分子認識能を有する還元型グルタチオンに対する MIP の調製に成功した。次に、ワルファリン(WF) およびその塩素置換体であるクマクロール (CC) に対する MIP(MIPWFおよびMIPCC)を調製したところ、MIPCC は MIPWF よりもWFを選択的に認識した。さらに、安息香酸 (BA) およびその塩素置換体に対する MIP について検討したところ、3- および 4-Cl BA、3,4- および 3,5-diCl BAに対する MIPは、BAに対するMIP よりもBAを選択的に認識したことから、テンプレート分子の置換基の数および位置が分子認識能に影響を与えることが示唆された。
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