ゲノムワイド関連解析(GWAS:genome wide association study)により検出された糖尿病リスク遺伝子の発現を制御するmicroRNAを同定することを目的として研究をおこなった。その結果、Ⅱ型糖尿病の発症と強い関連がみられたHNF1B遺伝子の3’UTRには、2種類のmiRNAが結合すること、さらにその結合は、SNP (rs2229295)の遺伝子型の影響を受けることがわかった。すなわち、糖尿病リスク遺伝子であるHNF1Bの発現調節にはmiRNAが関与していることが示唆された。
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