研究課題
基盤研究(C)
本研究は食品成分によるアルツハイマー病予防効果について研究を行った。ガーリック香気成分のDiallyl trisulfide (DATS)が硫化水素ドナー化合物であることを見出した。アミロイドβは神経成長因子で分化誘導されたPC12細胞や初代培養のラット神経細胞に神経細胞傷害を誘導した。DATSや他の硫化水素ドナーはアミロイドβによる神経細胞傷害に対して保護作用を示さなかった。一方、DATSに抗炎症作用があること、その作用メカニズムを明らかにした。
食品科学、神経科学、細胞生物学