研究課題
基盤研究(C)
レスベラトロール(Res)はぶどうやピーナッツなどに含まれるポリフェノールの一種で、体に良いという様々な効果が報告されている。本研究は、特に脂肪肝を改善する効果に着目し,Resの脂肪肝改善効果と肝臓免疫細胞の影響について調べた。高脂肪食により誘導されるマウスの脂肪肝に対して、Resを投与することで、蓄積した中性脂肪量が減少すると共に脂肪滴のサイズも縮小し脂肪肝が改善したが、中性脂肪の構成脂肪酸やグリセロール骨格に結合する位置に変化はなかった。また、肝中CD68陽性クッパー細胞が増加し、脂肪滴膜上の主要構成タンパク質ADFPが減少し、クッパー細胞が脂肪滴を貪食している可能性が推察された。
食環境と生体反応