研究概要 |
研究のインプットとして、2013年度は、日本におけるハーフに関する先行文献の調査を国会図書館、明治大学図書館において行い、貴重な資料を収集した。 研究内容のアウトプットとしては、2013年6月に国立台湾大学で行われた国際学会で、 "Analyzing Postwar Gender Politics of Japanese Women and American Servicemen in Babysan" (Affects, Politics, Psychoanalysis Conference)を発表した。戦後多くのハーフを生み出した日本人女性とアメリカ人兵士に関する論考を行った。同8月には広島で開かれた国際学会にて、"Increasing Intermarriages, Changing Demography, and Controversy on the Ratification of the Hague Convention on the Civil Aspects of International Child Abduction in Japan" (The Conference on Human Development in Asia)を発表した。2014年3月にはハーフに関するセミナー(多文化社会・日本における研究と実践の融合)にコメンテーターとして招待された。アメリカのPurdue UniversityのComparative Literature and Culture, Vol15, Issues 2において、日本における国際結婚の増加に伴うハーフの増加と、ハーフの子どもたちの多文化権利を保障する法的取り組みの課題について論じた"Intermarried Couples and Multiculturalism in Japan"(査読論文)が採択された。
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