研究課題
ハーフと呼称される複数の人種ルーツを持つ人々に関する歴史、表象、権利を研究する本課題は、2018年度が最終年度であることから、大変生産的な年となった。まず、2017年2月には、「パンパンと戦争花嫁:二言説を紡ぐ試論」(査読あり)が『比較文化研究』No.125で掲載された。これを含め3本の査読あり論文を発表した。同3月 The International Academic Forum:The Asian Conference on Literature において”Love Trumps Hate: Reading Brenda Aoki's Uncle Gunjiro's Girlfriend"を発表し、これに加え、3回国際学会でハーフに関する論文発表を行った。同6月には、ハーフに関する表象を考察した論文が、アメリカのRutgers University から出版された Red&Yellow Black&Brown: Decentering Whiteness in Mixed Race Studies にて発表された。7月には本課題遂行中に知り合ったアメリカ人の研究者とともに、International Colloquium: Mixed Race and Warを甲南女子大学において開催した。 同12月には、本課題の基となったハパ研究をまとめた『ハパ・アメリカ:多人種化するアジアパシフィック系アメリカ人』(単著)が御茶の水書房から出版された。2018年2月にはハーフに関する論文がアメリカの出版社Lexington Booksから出版されたThe Child in World Chinemaにて発表された。以上のように、2018年度は大きな成果を上げることができた。
すべて 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 4件) 図書 (3件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Studies in Linguistics and Literature
巻: Vol.2, No.1 ページ: 14-26
比較文化研究
巻: 125 ページ: 1-11
AALA Journal
巻: 23 ページ: 12-24
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