本研究は、複数の人種ルーツを持つハーフと呼称される人々の歴史、メディアによる表象、そして彼/女たちの権利(名前に両親のルーツを反映する権利、住居を自己決定する権利、多文化背景を否定されない権利、多文化教育を受ける権利等)に関する研究を行った。長らく不可視化もしくは超可視化されてきたハーフについて包括的な研究をするために、本研究は、日本におけるハーフの歴史・表象・権利に関し、一次・二次資料を駆使し、当事者へのインタビューも織り込む多分野横断型研究アプローチを行い、査読付き論文7本、学会発表14 本(内1本は勤務校でシンポジウムを開催)、図書8冊(内1冊は単著)という大きな成果を残すことができた。
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