研究課題
基盤研究(C)
1920年代後半から第二次世界大戦中に至るまで10年以上の異例の長きにわたって米国国務省中枢にあって対極東政策の策定の中心にあったスタンレー・ホーンベックについて異文化理解の観点を中心に検討した。彼の極東政策に時折見られる頑なな態度は、1909年から1913年にかけての20代後半における中国滞在時の経験と、首都ワシントンにおける東部エリート集団の中での孤立によって形成されたという解釈を提示した。
地域研究