不動産開発における簡易アセス導入に向け、制度と手法を検討するため日本の制度を米国の制度と国際比較し、基本的問題点を整理した。そして、具体事例として国際標準のアセスが実施されなかった新国立競技場計画を分析し、代替案検討がなく評価範囲が狭いことなど、問題点を明らかにした 最終年度は研究成果を国内外の学会での発表に重点を置いた。IAIAでの発表やISAGAにおける招待講演、国内では環境アセスメント学会でWSを主催し、環境科学会の招待講演、日本不動産学会でもWSを開催した。 これらの成果を踏まえ『都市地域の持続可能性アセスメント』を出版し、同書は日本環境共生学会の2015年度著述賞を受賞した。
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