小児で最も使用経験のあるメラトニン・メラトニン受容体アゴニスト小児使用例に関する全国調査を行い、十分な倫理的配慮がなく使われていることが明らかになり、小児に適応のある薬品としてのメラトニン開発の必要性も明らかになった。また小児神経疾患における酸化ストレスマーカーとメラトニンの日内変動に関する解析から、メラトニン代謝異常が抗酸化能低下とDNA・脂質の酸化ストレスにつながる可能性が見出され、幼少でメラトニン代謝を改善させ酸化ストレスを予防する必要性が示唆された。睡眠覚醒リズムや睡眠時の自律神経機能にメラトニン代謝産物を加えた睡眠評価を行い、新規治療法の有効性評価にも必要な睡眠評価法を開発中である。
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