研究実績の概要 |
今年度は,過去2年の研究期間において達成された知見をもとに学術論文,国際ワークショップ,学会報告などにおいて研究成果の公開を中心に行った.代表者(内藤)は,2015年8月に開催された日本都市学会四国支部シンポジウムにおいて,「家賃関数からみる震災リスクの評価」を報告した.また査読誌である九州経済学会年報53巻において"Do rental housing prices feflect an earthquake disaster risk?: Evidence from Tokushima Prefecture"( 九州経済学会年報, Vol.53, 2015,pp.99-106)を掲載した.さらに日中韓クウェートの研究者による国際ワークショプを2015年9月に大学で開催し,その研究成果を公開した.分担者の小川は,学術論文"Asymmetric tax competition and fiscal equalization in a repeated game setting"を査読であるInternational Review of Economics and Financeに掲載した.伊ヶ崎も"Natural Disaster, Migration, and Regional Development"を査読誌であるStudies in Regional Scienceに公刊した.また小川氏および伊ヶ崎氏はこれらの論文を,2015年のEuropean Regional Science AssociationやWorld Congress of Comparative Economics等の国際会議で報告を行った.当該論文を査読誌に掲載している.本プロジェクトは概ね一定の成果を上げていると判断できる.
|