研究課題
基盤研究(C)
青森県東通原発建設は完成までに約40年を費やした。立地地区の白糠漁協内で原発をめぐる対立が続いたのだ。本研究ではこの対立がどういう経緯を経て収束したのか、収束にむかう契機は何であったのかを検証する。他方で山口県祝島では原発反対運動が現在も続いている。この両者の比較から、その差異を指摘するだけでなく、共通項も抽出する。すなわち、原発という外的要因への対応は異なっても、白糠、祝島というムラがそれを「受容」したという点は同じである。
法社会学