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2015 年度 実績報告書

政策評価研究における刷新の試み――平和政策を題材に――

研究課題

研究課題/領域番号 25518016
研究機関同志社大学

研究代表者

山谷 清志  同志社大学, 政策学部, 教授 (90230599)

研究分担者 月村 太郎  同志社大学, 政策学部, 教授 (70163780)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードMDGs / 目標管理型政策評価 / 国際評価年
研究実績の概要

政策評価は国内では目標管理型測定が主流になり、PDCA(Plan-Do-Check-Act)方式が一般化した。この方法は政策に数値目標を設定し、その達成度を測定するので判断し易いが、数値化困難な目標には何もできない。この不安がある政策評価の理論と実践について、再考を迫る大きな事実が出現した。2015年度はこの研究の最終年度であるだけでなく、国連の‘Millennium Development Goals(MDGs)’の最終年度でもあり、「国際評価年」でもあったという事実である。目標を達成できなかったMDGsが‘Sustainable Development Goals’に変わったのもよく知られている。大きな国際環境の変化、たとえばシリアの紛争、IS(Islamic State)によるテロに代表される事態が出現したからである。
これはMDGsだけでなく、平和構築政策評価もまた困難である状況を再認識させた。すなわち平和政策主体、客体(政策対象)の把握を困難にし、平和構築の政策ツールを無力化した。まさに、日本で一般化している目標管理型の政策評価が、国際社会においても方法的課題を持っていると問題が提起されたのである。もちろん、各国政府、国際機関が取り組みを試行錯誤しているが、実はこの試行錯誤にこそ、政策評価がその本領を発揮できるところである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] シンポジウム 国際評価年:評価のイノベーション2015

    • 著者名/発表者名
      山谷清志
    • 学会等名
      日本評価学会
    • 発表場所
      沖縄県JICA国際センター
    • 年月日
      2015-12-12 – 2015-12-12

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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