研究課題/領域番号 |
25518017
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研究機関 | 公益財団法人未来工学研究所 |
研究代表者 |
白川 展之 公益財団法人未来工学研究所, 研究センター, 研究員 (20556071)
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研究分担者 |
伊関 友伸 城西大学, 経営学部, 教授 (20383169) [辞退]
玉村 雅敏 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (40327177) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 評価 / 行政評価 / 政策評価 / EBPM / 政策科学 |
研究実績の概要 |
研究期間を延長した最終年度については、これまでの研究成果のとりまとめを行い、派生的な成果とともに公表し、さらに、その成果については、エビデンスベースの政策のための招待講演等において、発表することで、成果の普及につとめた。 研究全体では、科学技術にまつわる多元的な公共サービスを一体的に提供する事業主体の社会的効果を計量評価する手法を開発するため、米国の非営利組織のフィランソロピーや英国の福祉など社会的企業の評価に用いられ、利害関係者の価値を総合評価する手法である社会的投資収益率(SROI)の概念を利用し、多元的公共サービスを結合生産する事業主体が産む社会的ジレンマを定量評価する手法の開発を試みた。 具体的には、分析対象の科学技術分野として医療分野を選び、SROI分析をベースとした多元的な公共サービス提供主体が営む事業の社会的インパクトの計量手法を研究した。 研究組織は、科学研究並びに財務及び医療のシステムの複雑性を踏まえた共同研究者及び連携研究者からなる学際的研究組織を構成し研究を行った。 この結果、地域医療の実態解明に関する研究成果、公共政策の評価論において複数の手法を統合して社会的インパクトを定量・可視化していくための方法論、計量書誌学的研究に基づく、研究動向の分析を行い、政策的な方向性を討議するための気づきを与えるための手法について、開発を行い、著書及び論文等としてまとめることができた。
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