研究課題
挑戦的萌芽研究
「再帰」とは、高校で習う数列の漸化式(例えばfib(n+2) = fib(n+1) + fib(n), fib(1)=fib(2)=1と定義されるフィボナッチ数列fib)のように、定義の中に自分自身が出現するような定義のことである。再帰的定義は循環論法による矛盾が生じないよう、一定の性質(単調性)を満たす必要があり、現代的な計算機プログラミング言語の理論において本質的困難があった。本研究は新しい再帰の理論(特にプログラム等価性)により、従来は扱いが難しかった言語機能を扱えるようになった。
プログラム理論