本研究は、コントロール抽象を提供するコントロールオペレータがどのように定式化され、また、それらを用いてどのような制御構造が表現できるかについて研究を行った。成果として、限定継続コントロールオペレータにおける「結果型変更」機能を使った全てのプログラムが、その機能なしのプログラムに変換できること、つまり、主流の関数型言語OCamlやHaskellにおいて実行可能となることを示した。これにより、コントロールオペレータの応用範囲を劇的に広げることに成功した。この変換が型付けを保存することの厳密な証明を与え、さらに変換の実装を与え、本研究の成果を一般プログラマが利用できるようにした。
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