視覚刺激や聴覚刺激の伴う脳活動の変化をEEGによって計測し、BCIなどのインターフェースへ応用されている。しかし、脳解析で利用されているFFTでは、信号の微小変化を可視化するための時間分解能と周波数分解能が不足している。 NHAは、申請者等が発明した解析法で、フーリエ変換に比べ、10万~100億倍以上の精度向上が見込まれている。そこで、ASSRでよく利用されている40Hzの帯域で、微小変化する聴覚刺激に起因するEEGの計測信号を用いてFFTとNHAで比較実験を行った。 その結果、NHAを用いると40Hz~41Hzで連続的に微小変化する変調信号の影響を誤差が1%以下の精度で解析できることがわかった。
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