研究課題
挑戦的萌芽研究
割引モデルの中の時間の表現を調べるために, 被験者の主観的時間の関数を求める実験の開発を行った。また、従来のアンケートによる時間割引率の測定と、我々の開発した実験から推定される時間割引率の関係性を調べるための実験を行った。
2: おおむね順調に進展している
実験課題の開発および行動実験の実施を行い、着実に計画を実行している。
これまでに開発した実験課題を用いて、行動データの収集を進める。また、主観的時間および主観的効用を, これまで提唱されている時間割引モデル(指数割引, 双曲割引, 準双曲割引, 重み付き指数和モデル), average rewardモデル (Mahadevan, 1996) に組み込み, 割引価値を用いて意思決定を行う課題での行動をもっともよく説明するモデルを求める.
所属機関の変更により、予定していた実験移動の必要がなくなり、旅費が発生しなかったため、次年度使用額が上記のとおり生じた。行動実験を以前の所属機関においても行う予定のため、そのための実験移動の旅費として使用する計画である。