研究課題
本研究では、センシングの段階で背景領域を興味対象から除外可能な実世界センシングの原理を確立させる。具体的には、従来のセンシングでは2次元表現されていた合焦空間を、任意の多様体により表現できるようにする。これにより興味対象が出現する場所のみを合焦させ、逆に背景領域については合焦させないというようなセンシングが可能になる。研究期間においては次の3項目について研究を行う。【1.ライトフィールド計測に基づく任意の合焦空間生成】注視する領域と注視しない領域を選択し、合焦空間を任意の多様体で表現する方法を確立する。【2.合焦空間における背景モデリング】任意の多様体で表現された合焦空間において、変化検出を行うための背景モデリング手法を確立する。【3.選択的注視センシングのフィールドテスト】従来の変化検出法では背景変化の影響を大きく受けていたシーンに対して、選択的注視センシングを展開してその実用に向けた検証を行う。平成27年度は上記項目の総合実験を行い,国際会議で発表を行った.また,英文誌へでの発表も行った.
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Journal of Visual Communication and Image Representation, Vol.38, pp.55-64, 2016.02
巻: 38 ページ: 55-64