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2014 年度 実績報告書

情報の曖昧化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25540080
研究機関明治大学

研究代表者

中村 聡史  明治大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (50415858)

研究分担者 土方 嘉徳  大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (10362641)
小松 孝徳  明治大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (30363716)
高村 大也  東京工業大学, 精密工学研究所, 准教授 (80361773)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードネタバレ防止 / 情報曖昧化 / SNS / スポーツ
研究実績の概要

スポーツの試合やアニメの放送,マンガやドラマなどといったコンテンツを楽しみにしている人にとって,スポーツの結果,アニメやマンガ,ドラマなどの展開にまつわるネタバレ情報はコンテンツの楽しみを失わせてしまうものであり,なんとかして遮断したいものである.本研究では,こうしたネタバレ情報を遮断する手法を確立することを目的としている.
これまでに実現してきたネタバレ該当部分を無くしてしまう非表示手法,ネタバレ該当部分を塗りつぶす墨塗り手法,ネタバレ該当部分を任意の確率で反転させる結果反転手法,ネタバレ該当部分を増殖し結果を反転させたものを混ぜる木の葉を隠すなら森の中手法という4つの手法を,Twitterクライアントのプラグインとして開発し,その有用性について長期的に運用することで有用性について検討した.
また,複数の小説についてネタバレを書き下し,そのネタバレについてネタバレ度合いを付与したデータセットを構築し,どのような場所にネタバレがあらわれるかを考察した.また,そのデータセットを利用することで,ネタバレ該当部分の自動判定技術の精度を判定する事が可能となった.
さらに,ニコニコ動画などのように動画の時間軸に対してコメントを付与可能なシステム上でのネタバレを排除することを目的として,単語の分布や文脈を利用してネタバレコメントを自動検知できる仕組みを実現した.
2年間ウェブ上におけるネタバレ防止に取り組んだことにより,ネタバレ防止に関する関連研究も増えてきており,研究分野を開拓することが出来た.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ストーリー文書内のネタバレの記述に関する基礎的調査2015

    • 著者名/発表者名
      前田恭佑,土方嘉徳,中村聡史
    • 学会等名
      第6回 ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会
    • 発表場所
      大阪大学豊中キャンパス 基礎工学部 国際棟シグマホール
    • 年月日
      2015-06-13 – 2015-06-14
  • [学会発表] コメント機能付動画共有サービスにおけるネタバレ検知2015

    • 著者名/発表者名
      田中駿,廣田壮一郎,高村大也
    • 学会等名
      人工知能学会全国大会2015
    • 発表場所
      はこだて未来大学
    • 年月日
      2015-05-30 – 2015-06-02
  • [学会発表] ストーリー文書内のネタバレの記述に関する基礎検討2015

    • 著者名/発表者名
      前田恭佑,土方嘉徳,中村聡史
    • 学会等名
      第59回システム制御情報学会研究発表講演会(SCI’15)
    • 発表場所
      大阪 中央電気倶楽部
    • 年月日
      2015-05-20 – 2015-05-22
  • [学会発表] スポーツのネタバレを防止するTwitterクライアントの開発と諸検討2014

    • 著者名/発表者名
      中村聡史,川連一将
    • 学会等名
      第4回 ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会
    • 発表場所
      隠岐開発総合センター
    • 年月日
      2014-05-25

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公開日: 2016-06-01  

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