任意の遺伝子の交換・除去を可能にするため複数のインテグレースを用いたシステムを構築した。このシステムでは、認識配列の異なる3種の部位特異的組み換え酵素(インテグレース)を用いた。3種の発光遺伝子と3種の蛍光遺伝子を組み込んだ遺伝子カセットを作成して CHO細胞中のマウス人工染色体ベクターに導入した。このCHO細胞に3種のインテグレースを一過性に発現させた。インテグレースの発現により対象となる発光遺伝子が除去されて下流の蛍光タンパク質が発現する。インテグレースの発現をコントロールすることで、この細胞を最大7色に標識することができた。
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