所属機関内の人間工学実験委員会より承認を受けた実験実施計画を基に、健常者男性を対象に公募をかけて被験者を募集し複数の音響を切り替えて提示した際の耳内脈波計測実験を実施した。 同時計測した左右耳内脈波データを解析し、左右差に着目した生体信号解析を進め、誤差を軽減した非対称性指標を抽出することができた。 軽運動時の計測結果からは、左右両耳共に血流の流れが安定した結果と解釈できる、ほぼ規則的な脈波波形が得られた。一方、音楽等の音響を提示した際の計測結果は、軽運動時に比べて脈波波形に左右差を示唆する揺らぎが見られた。
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