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2014 年度 実績報告書

性格特性を考慮した学習スタイルパターン適応型学習支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25540161
研究機関金沢大学

研究代表者

松本 豊司  金沢大学, 総合メディア基盤センター, 准教授 (20173908)

研究分担者 佐藤 正英  金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (20306533)
森 祥寛  金沢大学, 総合メディア基盤センター, 助教 (20397178)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード性格特性 / MBTI / LMS / 学習記録 / モーションセンサー / Kinect / プレゼンテーション評価・教材提示機能
研究実績の概要

今年度、我々は昨年度に提案・試行を行ったMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)の考え方に基づく非常に簡易な初期性格特性の取得方法の再検証を行った。昨年度の試行(17名の協力学生による試行)では70%程度の学生が自分の性格と合致しているという結果を得たが、今年度は文系(受講生189名)と医系(受講生75名)の2つのクラス対象の必修科目「情報処理基礎」で、昨年度と同じ方法で調査を行った。その結果、文系のクラス(有効回答183)では、88名(48.1%)の学生が自分の思う性格と違う点があると指摘した。また、医系のクラス(有効回答71)では、33名(46.5%)の学生が自分の思う性格と違う点があると指摘した。この結果のように、両者の間には有意な差はなく、予備調査と同様な結果が得られ、厳密な性格情報を必要としなければ、我々の提案した方法が有効であることが確認できた。また、この性格特性をLMS上でレーダーチャートとして見せ、修正させることにより容易に学生の思う性格特性を得ることができることを実証した。我々の2年間の調査ではこのような簡易なアンケートを行う方式では”学生のこうありたい”、”こういう性格でないと学生生活をうまくやれない”といった願望がある程度の割合で入ることがわかった。我々の学習支援の目的からは正確な性格特性をオリジナルMBTIのアンケートで行うことは授業時間の制約からは困難であり、むしろ簡易な性格特性を初期特性として入手し、それ以降の授業の進展につれてLMSに蓄積される学習記録に基づき、学習実態を反映させる方法が望ましいと考え、その方法を提案し、修正した性格特性が、初期特性よりも学生の思う性格特性に近づくことを確認した。また、モーションセンサーKinectを活用したプレゼンテーション評価・教材提示機能を開発し、実際の授業で活用した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Investigation of Methods of Making and Presenting Information of Enrolled Students in Order to Create a Learning Support System that Considers Their Personalities2014

    • 著者名/発表者名
      Toyoji Matsumoto,Haruhiko Taira
    • 雑誌名

      Proceedings of World Conference on Educational Media & Technology

      巻: 1 ページ: 1098-1103

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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