研究課題
本研究では,歪んだ2次元コードを復号する方式の開発及び装置の試作を行う.本研究で提案する方式は,2次元コードの歪み具合の3次元形状を取得する事で,各モジュールの位置を正確に推定する.本年度は,(e) 小型物体を対象とした計測装置の試作,および,(f) チケット等に印刷されたサイズの2次元コードを用いた評価実験に取り組んだ.(e)については,プロジェクタカメラシステムを用いてアクティブ次元計測手法を行う装置を試作した. 市販されているビデオプロジェクタの光学系にレンズ等を追加することでパターンを縮小して投影する装置を開発し,チケットで使われる一辺が20~30mm程度の2次元コードの3次元形状を取得することができた.また,計測した3次元形状をもとに,歪んだ2次元コードを格子状の細かい矩形によって近似することで歪みを除去し,復号を行う方式を開発した.(f)については,上記(e)を用いて一辺が30~40mm程度の歪んだ2次元コードの復号を試み,緩やかに歪んだ2次元コードであれば上記の矩形集合による歪みの近似により,正しく2次元コードを復号できることを確認した.
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