主要家電製品であるルームエアコンを用いて、低炭素化社会と経済効果の両立を産業連関分析を用いてシミュレーションした。既存機種を使い続けた場合のエネルギー消費量と、省エネ性能が優れた機種に買い替えた場合のライフサイクル全体のエネルギー消費量が等しくなるものとし、パラメーターとして、ルームエアコンの消費電力、製品価格、マーケットライフサイクル(MLC)を用いた。エアコンの価格を2万円刻み、マーケットライフサイクルを1年刻みで変化させて必要省エネルギー性能上昇値を求め、その結果、省エネルギー効果は、低価格の環境負荷の大きな製品に比べて,高価格の環境負荷の小さな製品の方が大きかった。
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