本研究では、3・11東日本大震災の被災地域への継続訪問を実施した。その活動を通して現地での生活再建とコミュニティの再生に取り組む当事者グループとの関わりから、震災当事者のコミュニティ復興に向けたリジリエンスに関する聞き取り調査研究を行った。本研究を通して、被災者経験者にとって「震災体験を忘れない」為の研究が求められていることが明らかとなった。その結果、被災者が持つリジリエンスの意味をライフヒストリーの形式で「3・11以後、山元町で生きる。~被災コミュニティで暮らす住民の記憶のアーカイブ~」という報告書を作成した。
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