SNSや社会的空間を取り上げ新たな環境教育を試行した。フリーペーパーを用いた環境行動啓発では「My Cup」行動において,オンラインでの情報提供に比べフリーペーパーでの方が行動意図を高める結果となった。また,Facebookを利用した少人数グループでの節電行動促進では,オピニオンリーダーの存在がアクター間の密度を高めバランスの良いグループを形成することが示された。さらに,互いが見知った社会空間を対象にポスターを用いた消灯行動を促進した場合,実行動までの変化は見られなかったものの,行動に対する態度により異なる類型のアクター群が抽出され,各群により啓発に対する効果が異なることが示唆された。
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