研究課題/領域番号 |
25550105
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
竹内 憲司 神戸大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (40299962)
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研究分担者 |
本田 智則 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員 (00425745)
西野 成昭 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90401299)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 社会的責任投資 |
研究概要 |
本年度は、持続可能な資本主義に関する文献サーベイをおこなった。特に、社会的圧力が意思決定にもたらす影響を検討した経済学的研究について、理論、実証の双方から包括的なサーベイをおこなった。サーベイの結果、コミュニケーション(Issac & Wlker 1988)、写真や投資量の公開(Andreoni et al. 2004)、グループサイズ(Issac 1994)、罰(Bochet et al. 2006)、匿名性(Soetevent 2005)などさまざまな要素が社会的圧力として作用する可能性が指摘されてきたことが明らかになった。 また、社会的責任投資に関する経済実験をおこなった。実験の目的は、社会的圧力が社会的責任投資を促すかどうかについて検討をおこなうことである。既存の研究では、公共財投資実験など、グループ内での協力へのインセンティブが少しは存在する状況での検討がおこなわれていたが、本研究では、社会的責任投資をおこなっても、従来型の投資をおこなっても、経済的なリターンは同じという状況を設定している。2月に神戸大学の学生を被験者として、9名が参加する12セッションの実験を実施した。うち6セッションはコントロール・グループ、残り6セッションはトリートメント・グループであり、1セッションにつき10ラウンドの実験である。実験の結果、投資家の写真や投資情報の公開をおこなうと、社会的責任投資への需要が高まることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに研究を実施しているため。
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今後の研究の推進方策 |
本年度の実験結果を踏まえて、さらに仮説を発展させた実験をおこなえるよう準備する。
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次年度の研究費の使用計画 |
分担者において未使用金が発生しているため。 消耗品に支出する。
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