• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 研究成果報告書

開発政策・事業が生む環境リスクの政治経済学的研究:資源の動員と利益配分の構造から

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 25550107
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 環境政策・環境社会システム
研究機関立教大学

研究代表者

安部 竜一郎  立教大学, 経済学部, 特定課題研究員 (10412412)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード環境リスクの外部化 / リスク社会 / 中心ー周辺構造 / 開発政策 / 持続可能な開発 / 新自由主義 / 資本蓄積
研究成果の概要

本研究においては、日本、インドネシア及びフィリピンの開発政策・事業の政治経済学的分析を通じ、開発の環境リスクが外部化され不可視化されるメカニズムを分析した。日本の原子力政策では、政府・電力会社によってリスク・コミュニケーションが歪められ、原発安全神話の維持が可能となった。インドネシア及びフィリピンの天然資源開発では、事業者-地域住民及び中央政府-地方政府間の不均衡な力関係によって、環境リスクが住民に押し付けられる構造を論じた。
先進国・途上国の別なく新自由主義的な開発政策・事業は、本来内部化すべき環境リスクを周辺に移転し、レント=シーキングを可能にすることで資本蓄積を可能にしているのである。

自由記述の分野

ポリティカル・エコロジー

URL: 

公開日: 2018-03-22  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi