研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、アジアンデザイン語法の観点から、アジア各地に伝えられたさまざまな舟山車の形態・構造・象徴性と祭礼における役割について明らかにした。具体的には、国際シンポジウムを行い、国内外の研究者らと連携しながら、(1) 黄金の霊鳥「キャラウェイ」を飾るミャンマーの仏像巡行船、(2)タイのチャクプラ(仏像巡行祭)における龍船パレード、(3)タイの伝統文化にみる「鳥」と「蛇」のシンボリズム、(4)バリ島の王家の葬儀に曳きだされる山車、(5)日本における舟山車・長野の「オフネ」、(6)龍の船・鳥の船 中国・日本の舟山車、これら6項目についての報告書を取りまとめ、舟山車のデザイン構成原理を明らかにした。
民俗学/デザイン学