ダイズ芽生えにオートファジー誘導を引き起こす糖飢餓処理においてBCAAやプロリンを分解するBCAA特異的アミノ基転移酵素BCATとプロリン脱水素酵素ProDHが顕著に誘導された. また新規bZIP型転写因子の二つのダイズオルソログのうち一方のみが糖飢餓処理時に発現誘導された.BCATとbZIP53転写因子に対する抗ペプチド抗体を作成した.イムノブロットにより,糖飢餓た処理ではBCATとbZIP転写因子のタンパク質レベルが共に顕著に増加した.BCATプロモーターにはbZIP53との結合コンセンサス配列が見つかることから、bZIP53転写因子がBCAT発現を転写レベルで調節することが示唆された.
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