研究成果の概要 |
我々はアピオス(Apios americana Medik、和名ホドイモ)に新規化合物を含む8種のイソフラボン配糖体(化合物1 - 8)が存在することを初めて明らかとし、それらの化学構造を決定するとともに、生理活性を検討した。その結果、化合物2, 5が男性ホルモン拮抗作用を有することを見出した。 しかしイソフラボン配糖体は小腸で、β-グルコシダーゼ作用でアグリコンとなって血液中に吸収されて生理活性を示すことが報告されているので、次に化合物1 - 8を酵素処理してアグリコンとして(化合物9 - 12)、それらの活性を調べなおした。その結果、化合物10が強い女性ホルモン様作用を有することを発見した。
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