研究課題
挑戦的萌芽研究
生命活動に置いて重要な役割を担う蛋白質が作用するときにはその形(構造)を変化させる。通常蛋白質の多くは無色であり、且つその形の変化は極めて速いために、肉眼で見ることはできない。しかしこれが可能になると蛋白が機能するということについて実感を伴いながらの理解に繋がる。バクテリオロドプシンという色素蛋白質に部位特異的アミノ酸置換を導入した変異蛋白質を作製し、ある条件下に置くと光誘起の構造変化速度が約千倍遅延化し、肉眼でも構造変化に伴う色の変化を見ることに成功した。
蛋白質化学