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2013 年度 実施状況報告書

問題生成と問題解決をリンクする双方向学習の支援と分析

研究課題

研究課題/領域番号 25560110
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関名古屋大学

研究代表者

三輪 和久  名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90219832)

研究分担者 戸田山 和久  名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード学習支援 / 作問 / 問題解決 / 自然演繹
研究概要

初年度は,自然演繹を対象とする学習環境の開発を行った。本学習環境は,(1) 問題フォーラム,(2) 問題生成エディタ,(3) 作問パートナー,(4) 問題解決支援システムからなる。
学習者は,開発された学習環境において,2種類の「作問活動」と「解決活動」のリンケージを経験する。第1のリンケージは,学習者個人内に生まれるIntrapersonal Linkageであり,学習者は,問題フォーラムへの問題登録に先立って,「作問パートナー」の助けを借りつつ,自分で生成した問題が解決可能であることをセルフチェックした。その結果,より複雑な問題を作ろうとするほど,より高度な問題解決が要請され,それらが学習に促進的に機能したことを明らかにした。第2のリンケージは,集団の成員間に生じるInterpersonal Linkageであり,より高度な作問は,問題フォーラムに登録される問題の全体的なレベルを向上させ,グループの成員全員により高度な問題解決を要求していた。その結果,そこで多様な問題解決を経験した学習者は,第2ラウンドの作問フェーズで,より高度な問題生成を達成することを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度の主たる達成目標であった学習支援システムの開発が終了した。予備的な検討を開始した。

今後の研究の推進方策

初年度の予備的検討を踏まえて,本格的な授業実践を通して,より詳細な検討を行う。具体的には,学部学生と大学院学生といった,異なる学習レベルにある学習者に対する授業実践を展開する。

次年度の研究費の使用計画

授業実践に関して,予備的実践しか行えなかったため,本格的実践のために予算の一部を次年度に繰り越した。
本格的実践に移行するための実践環境を整備するために,計算機サーバを導入すると同時に,実践のための予算に充当する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A Learning Environment that Combines Problem-posing and Problem-solving Activities.2013

    • 著者名/発表者名
      Miwa, K., Terai, H., Okamoto, S., & Nakaike, R.
    • 学会等名
      Artificial Intelligence in Education 2013
    • 発表場所
      メンフィス,アメリカ
    • 年月日
      20130709-20130713

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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