• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実績報告書

問題生成と問題解決をリンクする双方向学習の支援と分析

研究課題

研究課題/領域番号 25560110
研究機関名古屋大学

研究代表者

三輪 和久  名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90219832)

研究分担者 戸田山 和久  名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード学習支援 / 作問 / 問題解決 / 自然演繹
研究実績の概要

昨年度は,双方向学習のより多角的な検討を行うために,自然演繹に加えて,覆面算を課題とする新たな学習環境の構築に着手した。ここでは,2つの活動をリンケージさせることにより,自らの認知処理に対する省察が促進され,ひいては認知処理を外化する能力の向上につながることが期待される。さらに,人間の内的要因(知識や方略)の小さな差異が,問題解決行動や問題解決プロセスに多大な影響を与えることになるといった,知識や方略といった人間の内界にある要因と,外界に出力される行動との関連に関する深い洞察に導くことを意図している。
今年度は,実現された学習環境を実践的に使用し,その学習効果を検証した。まずは,単独学習においても,2/3程度の学習者が,本学習環境を使用することで,認知処理を外化することに成功した。システムをグループ活動に対応できるように改良することで,さらにその割合は3/4程度まで向上した。さらに,実験を通して,そこでの学習が,覆面算から筆算の問題解決等,比較的近接した領域の問題へ転移されることなどが確認された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 生成と解決をリンクさせることによる自然演繹の作問支援2015

    • 著者名/発表者名
      三輪和久・寺井仁・岡本翔馬
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌

      巻: 30 ページ: 526-535

    • DOI

      http://doi.org/10.1527/tjsai.30.

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 手続き的知識の理解を促進するルールベース認知モデリングシステムの開発と評価2016

    • 著者名/発表者名
      柴山和哉,三輪和久,寺井仁
    • 学会等名
      人工知能学会 第76回 先進的学習科学と工学研究会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2016-03-06 – 2016-03-07
  • [学会発表] A learning environment for externalizing procedural knowledge in problem solving2015

    • 著者名/発表者名
      Miwa, K., Shibayama, K., Terai, H.
    • 学会等名
      The 8th Workshop on Technology Enhanced Learning by Posing/Solving Problems/Questions, ICCE 2015
    • 発表場所
      Chana
    • 年月日
      2015-12-01 – 2015-12-01
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi