オウム真理教が引き起こした事件(松本サリン事件や地下鉄サリン事件など)から、20年以上が経過した。被害者は6,000人以上で、現在でも後遺症として眼の症状(「眼が疲れやすい」、「眼がかすんで見えにくくなった」など)、身体症状(「体が疲れやすい」など)や精神的症状(「忘れっぽくなった」など)の健康不安を抱えて生活を送っている。NPO法人リカバリー・サポート・センター(R・S・C)は、2002年より現在まで毎年、被害者に対する検診活動を行っている。R・S・Cの活動は、被害者の健康不安の軽減と心の拠り所となり、必要不可欠な活動であることが、検診活動から得られたデータの解析で明らかとなった。
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