研究課題
挑戦的萌芽研究
工学的な新手法を用いて着床を促す “再生子宮着床パッチ”の開発を行った.DSまたはHHP処理によりラット子宮組織の脱細胞化処理を行ったところ,良好な力学・生化学的特性を保持した脱細胞化組織担体を作製することができた.それらをラット子宮に30日間移植した結果,いずれの手法においても移植した脱細胞担体の内腔側に新たな子宮様組織が再生されており,それらは正常な子宮機能の一つである脱落膜化の機能を有していることがわかった.これらの結果から,脱細胞化組織を担体として用いることで,良好な力学的・生化学的特性を持ちながら,妊孕性を有した子宮組織を構築することができる可能性が示唆された.
再生医療工学