組織工学・再生医療では、作製した組織・臓器の時間を止め、長期保存を可能にする凍結保存技術が必要とされている。そこで、瞬間凍結や解凍の過程を可視化し、有効法を探索した。 凍結可視化装置と評価システムを改良した。凍結保護液の効果を可視化で確認できた。200μm幅の平滑筋組織ファイバーを作製し凍結現象を可視化した。細胞ごとに時間差をもって凍結する現象が確認できた。生存率は6割で、3次元組織の凍結現象の可視化法、細胞生死の評価法など課題が分かった。電磁誘導下での過冷却瞬間凍結法の実験用装置を試作し実験準備にかかった。
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