研究課題
挑戦的萌芽研究
糖尿病は膵ランゲルハンス島(ラ氏島)のインスリン産生細胞であるβ細胞の機能異常・細胞数減少により発症する。さらに糖尿病発症後もβ細胞障害が持続し、糖尿病は難治化する。ラ氏島の微小血行動態変化が持続的なβ細胞障害に関与すると考え、これを検証するために、これまで不可能であった生体動物でラ氏島血流を可視化しうる新規技術の開発に成功した。この技術を用いて、高血圧の成因とも関係のあるアンジオテンシンIIがラ氏島血流とインスリン分泌を制御することを明かにした。本技術を活用することで糖尿病におけるβ細胞障害の機序をさらに詳細に解析し、新規治療法開発に繋がることが期待できる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)
Microcirculation
10.1111/micc.12094
Clin Exp Hypertens
巻: 36(3) ページ: 159-64
10.3109/10641963
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