エンジン搭載自動推進型のナノ粒子の作製を試みた(特許性のため詳細技術は未記載)。種々の測定装置を用い、作製したナノ粒子の構造物性解析を行った。通常の薬剤粒子において約100nm近傍の薬剤ナノ粒子を作製することに成功した。推進エンジンナノ粒子点眼液の原型となる薬剤ナノ粒子点眼液を作製し、実験動物の眼に点眼したところ、ナノ粒子のナノサイズ効果により薬剤の眼内移行性が高めることに成功した。エンジン搭載自動推進型ナノ粒子点眼液のプロトタイプとして使用できると考える。いくつかの国際学会(招待講演等)で成果発表を行った。本成果は学術誌(査読有)に発表予定である。将来的に、引き続き研究遂行を発展させ、組織移行性を高めた推進エンジンナノ粒子点眼液の研究開発を実施したい。
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