研究課題
挑戦的萌芽研究
輸液回路の閉鎖系側管デバイスの適切な消毒は、デバイスからの血流感染を防止する上で極めて重要である。しかし消毒方法に関する添付文書の記載は極めて曖昧であり、その評価方法は確立されていない。本研究は消毒方法の確立と評価基準作成を目的に代表的なデバイス3種類を用い、①デバイス穿刺表面の形状と拭き取りやすさ、②スリット部のシール性能、③繰り返し穿刺によるシール部分の耐久性、④持続穿刺によるシール部分の耐久性の4点を検討した。その結果これらの評価項目が妥当であり、評価基準作成への重要な知見を得た。