• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

糖尿病患者に生じる腱障害・損傷の機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 25560270
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関藍野大学

研究代表者

横田 淳司  藍野大学, 再生医療研究所, 客員研究員 (10449564)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード糖尿病 / 腱障害 / リハビリテーション / 自然発症糖尿病ラット / エクササイズ
研究概要

本研究は自然発症糖尿病ラットに運動負荷を加え、糖尿病に合併する腱障害の病態解明と予防につき検討するものである。まず予備実験として、自然発症糖尿病ラットのうち最も本研究に適した種を再検討することを目的に、GK, OLETF,SDT fattyの3種類のラットを購入し飼育、運動負荷を加えた。通常のSDラットと比較し、各糖尿病ラットは運動負荷に対する忍容性が著しく低いことが明らかとなり、運動負荷のプロトコール変更を余儀なくされており、現在も様々な運動負荷を試し検討中である。当初予定していたOLETFより、SDT fattyラットのほうがより運動負荷に耐えうることが判明したため、用いる動物種をSDT fattyラットに変更した。
初年度はまず、糖尿病に合併する腱障害の病態を明らかにすることを目的とした。6匹のSDT fattyラットを運動負荷を加えずケージ内で12週間飼育したのち、両側棘上筋腱、アキレス腱を採取した。採取した腱のうち右側は凍結切片を作成し、組織学的検討を行っている。左側はリアルタイムPCRにて遺伝子発現を解析予定で、現在は-80℃フリーザーで保存中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は自然発症糖尿病ラットに運動負荷を加え、糖尿病に合併する腱障害の病態解明と予防につき検討するものである。通常のSDラットと比較し、糖尿病ラットは運動負荷に対する忍容性が著しく低いことが予備実験の結果明らかとなり、現在も運動負荷のプロトコールを検討中であり、運動負荷実験の開始が遅れている。

今後の研究の推進方策

運動負荷プロトコールを早期に決定し、負荷実験を開始する。また、運動負荷に用いるトレッドミルは、当初当研究所所有の小動物用を用いる予定であったが、付属の電気ショックを用いるとかえってラットが運動しなくなること、多数のラットを一度に運動させ効率的に実験するため、市販のヒト、リハビリ用のトレッドミルを購入し改良して使用する予定であり、現在改良中である。

次年度の研究費の使用計画

次年度の旅費に使用するために残しました。
次年度の旅費に用いる予定です。

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi