本申請課題では,(1)足底面の触覚機能の役割等を調査すること,(2)要求仕様を満たす足底面への刺激提示デバイスを開発すること,(3)デバイスを用いた仮想環境歩行システムを開発すること,を目的とした.(1)に関して心理物理実験を実施し,足底面の圧力覚は床面の形状(表面の大雑把な形状と床面自体の傾斜)および硬さ認知に大きく影響していることを示した.(2)に関して,磁性エラストマーを用いたハプティックインタフェースを開発した.(3)に関して,ハプティックインタフェースを用いた仮想環境歩行システムのソフトウェアおよびハードウェアを開発しシステム全体を構築した.
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