本研究は,細胞内の酸素レベルによって,ミトコンドリアがどのような挙動を示すのかについて,生体内 (in vivo) で直接観察するイメージングモデルの構築を目的として実施した.このモデルでは,低酸素時には酸素が供給されやすい毛細血管の近傍に移動するなど,ミトコンドリアが酸素センサー機能を有しているかどうかについての解明が期待できる.本研究では,in vivo環境下でのミトコンドリアイメージングに成功した.その一方,ミトコンドリア挙動を評価するための蛍光タンパク質を用いたミトコンドリア標識についてはモデルを構築できなかった.
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