研究課題
挑戦的萌芽研究
老化に伴う筋量と機能の低下はサルコペニアと呼ばれるが、サルコペニアは移動機能障害、転倒リスクの増加、骨折、代謝疾患、総死亡率などと関連する。サルコペニアの診断基準としては二重X線エネルギー吸収法(DXA)などが用いられているが、DXAで計測した四肢除脂肪量と筋機能との関係は弱い。本研究で調べたところ、多周波部位別生体電気インピーダンス法(S-BIS)は筋機能低下とより強く反映した指標であった。S-BISで計測した特徴周波数、細胞膜の電気特性、位相角などは筋機能を予測する因子であった。
筋生理学