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2013 年度 実施状況報告書

運動が乳ガン発症を予防する分子機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25560360
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関早稲田大学

研究代表者

東田 一彦  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助手 (50634466)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード運動 / 乳がん
研究概要

運動(身体活動)が乳ガン罹患率を低下させる可能性を示す疫学研究が報告されている。しかしながら、習慣的な運動が乳ガンの発症を抑制できる分子メカニズムは明らかではない。
本年度は、実験動物を用いて習慣的な運動トレーニングが乳腺組織のタンパク質発現量に及ぼす影響をプロテオミクス解析を用いて行った。
本研究では14 週齢のSprague-Dawley系雌ラットを用いた。無作為に安静群(n=5)および運動群(n=5)に分け飼育し、27週目からトレッドミルによる走行運動トレーニングを行わせた。運動トレーニングは週5回の頻度で12週間行った。運動強度と運動時間は徐々に増加させ、最終的に10 m/ min で60分間の走行運動を行わせた。
12週間の運動トレーニング終了後、麻酔下で乳腺組織を摘出し、LC-MS/MSによるプロテオミクス解析のサンプルとして用いた。現在このサンプルを分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在は、発がん物質の投与や運動トレーニング負荷など、乳がんモデル動物の作成を行っている。計画していた発がん物質の投与では乳がん発症率が低かったことから、使用する動物の系統と物質を再度検討している。

今後の研究の推進方策

現在行っているプロテオミクス解析の結果を受けて、培養細胞を用いた実験を行い、最終年とには動物を使った実験にシフトできるよう研究を進める。

次年度の研究費の使用計画

モデル動物作成が計画通り進まなかったため、一部の物品費を翌年度分とした。
消耗品購入(薬品、実験動物購入費)と分析の外注費(輸送費、交通費)等に使用する。

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公開日: 2015-05-28  

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