本研究の目的は経営工学的手法であるデータ包絡分析法(DEA)を応用し、個人の疾患罹患リスクをこの分析法を活用して評価することである。ゲノムコホート研究で収集されたデータを用いて肥満におけるインパクトをGenome-wide association study(GWAS)からのデータから算出されたリスクスコア(genomic preposition score; GPS)とDEAにて算出された効率性スコアとで比較した。効率性スコアはBaseline のBMIに関してはGWASからのリスクスコアよりもインパクトの高いBMIに関係する因子であり、DEAの予防医療への応用可能性が示された。
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