研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、生体の生理的適応反応を惹起し得る低温と低酸素環境を材料とし、その環境が代謝特性へ及ぼす詳細なメカニズムを、特に褐色脂肪細胞関連タンパク質(Uncoupling protein 1: UCP1)の活性化にフォーカスして解析し、その適応反応を通して生体レベルでの脂質代謝亢進を誘発することを目的とした。その結果、低酸素環境はUCP1には影響しないが、再エステル化を含む脂肪合成を抑制することで、脂肪蓄積を低下させる作用があると考えられた。
運動生理学