研究成果の概要 |
虐待やネグレクトなど不適切な養育を受けた愛着障害の子どもたちを対象に、眼差しの部分だけの写真から相手の感情を推測する眼差し認知課題(Reading the Mind in the Eyes Test, Baron-Cohen 1997, 1999)を用いてfMRI研究を行った。9歳から17歳までの愛着障害群38名と、性別と年齢をマッチさせた定型発達群26名を対象にfMRIを実施した。その結果、Positive 表情の読み取り課題において左半球の被殻の賦活度低下を認めた(cluster P = 0.034, FWE-corrected)。現在、論文投稿の準備を進めている。
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