研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、公共空間における子どもの犯罪被害防止の取り組みを客観的データに基づいて進める手法を実用化し、現場の人々のもとへ届けることである。これを実現するために、先行研究で開発した子どもの被害防止ツールキットを発展させ、子どもの日常生活空間のなかの危険個所などを調査する実証実験を行い、その可用性・有効性・実用化に向けた課題を明らかにした。本研究の成果は、文部科学省の「防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業」や、全国防犯協会連合会の「次世代防犯ボランティア育成プログラム」などの事業に取り入れられ、子どもの被害防止の取り組みの現場に、科学的で持続可能な新たな手法とツールを提供した。
犯罪社会学